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PMP® ECO(2021)|最新情報

PMP®認定試験が2021年1月2日に改定されました。

PMP®認定試験の内容は、3~5年ごとに行われる調査結果に基づいて改訂され、プロジェクト・マネジャーが今現在のプロジェクト環境で成功を導くために必要とされるスキルや知識が反映されます。
プロシアビジネストレーニングでは、最新のECOについて日本語でわかりやすく解説いたします。

PMP®認定試験内容の改定について

PMP®認定試験内容が2021年1月2日に改定されました。

PMP®認定試験の内容は、3~5年ごとに行われる調査結果に基づいて改訂され、プロジェクト・マネジャーが今現在のプロジェクト環境で成功を導くために必要とされるスキルや知識が反映されます。

 

今回の改定によって、今後のPMP®試験に向けた学習でPMBOK®ガイド第6版の要素が全くなくなるわけではありません。

2022年10月に、『Process Groups: A Practice Guide』(プロセスグループ実務ガイド )(※)が米国PMIよりリリースされました。

これは、『PMBOK®ガイド第7版』の補足情報を提供するもので、プロジェクトマネジメント・プロセスをプロセスグループに分類し、PMBOKガイド®第6版までで提供されていたインプット、ツール、技法、およびその他の要素で構成されており、プロジェクトマネジメントの実践を予測するアプローチのための有用かつ実践的なガイダンスを提供しています。つまり、PMBOK®ガイド第6版のウォーターフォール型・予測型における解説やITTO(Inputs, Tools, Techniques & Outputs)について記載されており、今後の新試験でもPMBOK®ガイド第6版の要素は引き継がれます。

ECO改定の背景

PMI(プロジェクトマネジメント協会)は、プロジェクトマネジメントの専門家が現在および将来のビジネス環境で成功するために必要なスキルを特定するため、定期的に「職務分析調査(Role Delineation Study: RDS)」を実施しています。

今回の改定はこの調査結果を反映したものです。

改定のポイントは、「予測型・アジャイル型・ハイブリッド型を網羅し、技術的なプロセスだけでなく、人とビジネス環境の側面を重視する実務に即した内容への進化」です。

  1. プロジェクトマネジメント手法の多様化
    かつてのPMP試験は予測型(ウォーターフォール)アプローチが中心でしたが、現代のプロジェクト環境では、アジャイル型やハイブリッド型のアプローチが一般的に採用されるようになっています。これら多様な手法が実際の現場で不可欠なスキルとなっていることが調査で明らかになったため、試験内容にもこれらが全面的に組み込まれました。
     

  2. 3つの新しいドメインへの再編
    従来はプロジェクトの「開始」から「終結」までの5つのプロセス群に基づいた出題でしたが、改定後は以下の3つのドメイン(領域)に整理されました。これは、実務においてリーダーシップや戦略的ビジネス感覚がより重要視されている背景を反映しています。

    ・人(People):
    チームのリード、エンパワーメント、対立管理など、対人スキルの重要性の高まりを反映。

    ・プロセス(Process):
    プロジェクトを成功させるための実務的・技術的なスキルの強化。

    ・ビジネス環境(Business Environment):
    組織戦略とプロジェクトの連携、ビジネス価値の実現、コンプライアンスなど、より広い視点での管理能力の要求。

     

  3. デジタル変革と変化の加速
    テクノロジーの進化や市場の変化が加速する中で、プロジェクトマネジャーには単なる計画の実行者ではなく、「ビジネス価値の創出」を支援するリーダーとしての役割が期待されるようになっています。このため、変化に適応し、組織に価値をもたらすためのコンピテンシーが重視されるようになりました。

ECOとPMBOK®ガイドとの違いは?

「新・試験内容概要(ECO 2021)」と「PMBOK®ガイド」の間には、明確な違いがあります。

PMBOK®ガイド(知識の土台)

「どのように管理するか」(知識と理論)を解説する教科書

  • 試験の「出題範囲」そのものではなく、試験問題を解くための知識を補完する「主要な参考図書」の一つ。

  • プロジェクトマネジメントの「原理・原則」「一般的な技術」「プロセス」をまとめたもので、あくまで「知識(Knowledge)」や「善良な慣行(Good Practice)」を提供する教科書的な存在。

ECO(試験の設計図)

「何が試験に出るか」(実務の枠組み)を提示

  • PMP試験の「出題範囲」を直接定義する文書

  • 専門家チームが、実際のプロジェクトマネジャーの経験に基づいて、「現場でリーダーが実際にこなすべき重要なタスク」を定義したもの。「実務で何をすべきか」に焦点を当てており、実務上の特定の状況において、プロジェクトマネジャーがどのように行動すべきかを問う「シナリオ問題(シチュエーション問題)」のベースになります。

ECOとPMBOK®ガイドとの関連性
  • 現在の試験では、予測型(ウォーターフォール)だけでなく、アジャイル型やハイブリッド型のアプローチが約50%を占めるようにECOで定められており、これはPMBOK®ガイド第7版の方向性と一致しています。

  • PMBOK®ガイド第6版の「プロセス群」や「知識エリア」の内容も、ECOの「プロセス」ドメインの中に実務スキルとして継承されています 。

ECO改定の内容|2021年1月~

PMP®新試験出題ドメインの割合(新たに設けられる3つのドメイン)
  • 人:プロジェクト・チームを効果的にリードするためのスキルと活動にウェイトが置かれます

  • プロセス:プロジェクトマネジメントにおける技術的側面を強化します

  • ビジネス環境:プロジェクトと組織戦略の繋がりを明確にします

PMP®試験変更のポイント
  • PMP®試験では、PMI®タレント・トライアングルの3つのドメイン(Technical Project Management・Leadership・Strategic and Business Management)について、「人:42%」「プロセス:50%」「ビジネス環境:8%」の割合で出題され、この3つのドメインにおけるプロジェクトマネジャーに必要とされる資質および能力を評価するような問題が出題されます。
     

  • 今回、「ビジネス環境」のドメインが新設されたことで、「プロジェクト」に加えて、「組織戦略」や「ポートフォリオ」、「BAU (Business as usual)」と呼ばれる定常業務や「DevOps *6」といった開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法など、「マネジメント」に関する視点が拡充されました。これまでの旧試験ではプロジェクトを効果的にマネジメントする視点での出題がメインでしたが、新試験では、組織の変革にあたって個人やチームがどう関わるべきか、チェンジマネジメントに関する知識などが問われます。
     

  • アジャイル型を含む範囲の出題が試験の50%以上を占めることで、これまでの予測型のほかに「スクラム *1」や「カンバン *2」、「リーン *3」、「SAFe (Scaled Agile Framework)*4」「ディシプリンドアジャイル *5」など、プロジェクトの方法論(プロジェクトライフサイクルの選択肢)が増えました。新試験では、これらの中からどの方法論やプロジェクトライフサイクルを選択すべきかを問われる問題が増えることが予想されます。

*1 アジャイル開発手法の一つ。ソフトウェア開発チームが一丸となって迅速に開発を進めるための方法論をまとめたもので、短い開発期間・単位で開発することによりリスクの最小化を狙う方法。 *2 生産過程において、各工程に必要な物を、必要な時に、必要な量だけ供給することで在庫や経費を徹底的に削減する「ジャストインタイム生産システム」で使われる、生産の指示票 *3 徹底的にムダを排除した日本の自動車(トヨタ)生産方式 *4 企業規模でアジャイルプラクティスを導入するための一連の組織およびワークフローのパターン *5 アジャイルプラクティスを包括的に含んだツールキット *6 Development(開発)とOperations(運用)を組み合わせた用語で、開発担当者と運用担当者が連携して協力し、さらに両担当者の境目もあいまいにするソフトウェア開発手法の一つ

PMP®新試験出題・学習のポイント
  • 試験の50は、予測型プロジェクトマネジメント・アプローチを含む内容が出題されます。

  • 残りの50%は、スクラムを中心としたアジャイル型を含む内容が25%、ハイブリッド型アプローチを含む内容が25%組み込まれます。

  • 予測型、アジャイル型、およびハイブリッド型アプローチは、上記3つのドメイン(人、プロセス、ビジネス環境)全体にわたって組み込まれます。
     

予測型は、従来のウォーターフォール型のことを指し、ハイブリッド型はアジャイル型と予測型を組み合わせたアプローチになります。したがって、2021年新試験への対策としては、試験の50%の出題を占める「アジャイル型」について、追加で学習いただくことを推奨いたしております。

 

さらに、2021年10月にPMBOK®ガイド第7版がリリースされてからは、ECOの参考文献のひとつがPMBOK®ガイド第6版から第7版に変わり、PMP®試験には第7版の要素も含まれて来ることから、PMBOK®ガイド第7版についてもあわせて学習されることをおすすめいたします。

 

ただし、「予測型(ウオーターフォール)」および「プロセス」(=これまでPMBOK®ガイド第6版で定義されている内容)についても出題されるため、最新のPMP®試験には第6版の要素も含まれていることもポイントです。

 

一方で、2021年1月以降にPMP®受験された方々のインタビューなどを通じて、これまでの「インプット・ツールと技法・アウトプット(ITTO)」や自分で計算する問題はほとんど出題されないことが判っています。

  • 計算に関しては、すでに計算された数値の意味を問われる問題(公式が何のためにあって、その計算結果に対してどう考えて行動するか)が出題されるケースが多いようです。

  • ITTOについては細かく覚える必要はありませんが、ITTOの関連性(どのような流れでプロジェクトが進むのか)を把握・理解しておくと、最新のPMP試験におけるプロセスの問題に対応しやすくなります。

ECO (Examination Content Outline)2021年1月2日~

ECOの構成は、「ドメイン」-「タスク」-「イネーブラ」の3つで構成されています。

  • ドメイン:プロジェクトマネジメントの実践に不可欠な高レベルの知識領域として定義されます。

  • タスク:各ドメイン領域におけるプロジェクトマネージャーの基本的責任を定義しています。

  • イネーブラ:タスクに関連する作業の具体例(実現要素)。イネーブラは網羅的なリストではなく、タスクの範囲を示すための例示であることに留意してください。
     

※PMP認定試験には、ドメイン内の全タスクを網羅する問題が含まれ、PMIは、ドメインレベルのカバー率(人:33%・プロセス:41%・ビジネス環境:26%)を遵守します。

 

(例)

  • ドメイン:人

  • タスク記述:知識移転の確実な実施を支援する

  • イネーブラ(実現要素):
    - プロジェクトに不可欠な知識を特定する
    - 知識を収集する
    - 知識移転のための環境整備

PMP®試験内容変更後のアウトライン

各ドメイン/タスクのうち、”太字の箇条書き”が、変更後に新たに加わるタスク内容になり、主に「ビジネス環境」に新たな変更点が多く追加されています。なお、太字でない箇条書きについては、これまでの旧 ECO (Examination Content Outline)のタスクに紐づいた内容になります。

2021年1月~PMP®新試験​における各種変更について

​2021年1月2日以降のPMP試験情報は下記のとおりです。

試験の出題についての変更

出題数:180問

試験時間:230分

※旧試験は240分でした

うち5問は統計調査用に使用され、得点にカウントされないため、実質175点満点。

※どの問題が得点にならないかは分かりませんので、従来通り180問すべて回答して試験を終了してください。
※旧試験は200問でした

休憩時間:10分休憩 × 2回

230分の試験時間とは別で、10分間の休憩を任意で2回取得できるようになりました

 

※旧試験では前半パート終了時に10分休憩を1回取得可能でした

出題形式

4択の選択問題から、多肢選択問題、複合型式問題、マッチング問題、ホットスポット問題、および限定的な穴埋め問題の組み合わせに変わりました。

多岐選択問題

複数の選択肢の中から正しいものを複数選ぶ形式。

複合型式問題

マッチング、ホットスポット、多肢選択式、穴埋め問題などを組み合わせた問題形式

マッチング問題

ドラッグ&ドロップで正しい解答を選択・所定の場所に移動させる問題

ホットスポット問題

グラフや表の空欄のデータポイントを計算し、その中から正解をひとつ選択したり、正解をテキストボックスに入力したりする問題

PMP®受験対策 35時間の公式学習時間のご提供について

プロシアビジネストレーニングでは、PMP®の最適な学習方法として、下記1、2、および3の学習方法を推奨・ご提供いたしております。

  1. 「PMBOK®ガイド 第7版 入門コース(速習eラーニング:7.25時間)」による基本学習
    「アジャイル実務ガイド 要説(10PDU)」によるアジャイルに関する追加学習

    ※当該コースではPMP®受験の公式35時間を取得することはできませんので、新試験対策教材としてご活用いただきます
     

  2. 「【7版・新試験対応】PMP®問題集+模擬試験コース(オンライン教材)」による本番対策
    ※本コースは、PMI公式35時間eラーニング(PMP®オンデマンド試験対策コース(35時間)とセットでもご提供しています。)
     

  3. PMP®受験に必要な35時間の公式学習
    2021年1月~の新試験に対応したオンラインライブ配信講座 または eラーニング でPMP®受験資格を取得する

PMP®資格取得に関するサポートも受けたい方へ

プロシアビジネストレーニングでは、PMP®資格取得のための支援サービスも併せてご提供しております。

受験学習・受験申請・万一の監査対応までトータルでサポートすることが可能ですので、PMP®受験学習や申請でお困りの方はぜひ、本サポートもあわせてご活用ください。

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